こちらの非公式サイトでも去年の分を載せて頂いてるAPS参戦記集というのをここ三年出しているのですが
一番最初の2011年版の前書きで「私がAPSを始めた理由」というのを書いています。
ちょっくらかいつまんで、ここに書き出してみようかと思います。
当店(フロンティア)が初めてエアーガンイベントに出店したのがAPSカップだったりして
何かとご縁はあったのですが、特別に強く意識したのは準空気銃の法律が出来た時でした。
業界にとって非常に厄介で厳しいエアーガンの威力を法律で規制しようとなった時に、
実はこのAPS競技という物が頼みの綱だったという事は意外と知られていないのでは
ないでしょうか。今の0.989Jという数値はAPS競技に差し障りの無い値という点からも
設定されていたりします。これはあくまでも私の知る限りにおいてであり、
もしかすると間違っているのかもしれませんが、私はそう信じております。
一応0.989Jまでパワー出して良いエアーガンは競技専用銃となってます。
では公な競技って果たしてAPS以外にあるのかと言われますと、
う~んと首を捻らざるを得ないのではないでしょうか。ですので、この業界の
エアーガンって言ってしまえばAPS競技に便乗しちゃってるんではと、
私は考えちゃったりしています。当時マルゼンさんとハドソンさんが業界を守るために
APSという競技を武器にもの凄く苦労し、粘り強く交渉した結果、この0,989Jという
数値に落ち着いた訳です。この時の感謝の気持ちを胸に抱きながら一年だか過ぎた頃、
たまたま何かの飲みの席でマルゼン前田社長さんと同席になり、結構お互い酔っていたと
思いますが「亘よう、俺は小中学校にAPSクラブが出来るようにするのが夢なんだよう、
出来たら良いだろう?」これを聞いて痺れましたよ………
その場で今、選手の方々が練習する場所が無くて困っているとの事。
「じゃあ、うちでやりますよ」完全に酔った勢いで言ってしまいました。
酔った勢いというのはアルコールだけでなく前述の言葉にもです。
そこからはマルゼンさんや小林拓さんのアシスト&サポートのおかげで
練習会を始める事ができました。繰り返しになりますが、この場でぜひ言っておきたいのが、
エアーガン規制の結果が0.989Jという数値で収まったのは、私が知る限りにおいては
APS競技があったからで、もし無かったら0.4Jとかの低い数値になっていたかもしれません。
もしそうなっていたら商売を続けられていたかどうか…
ですので、こうして商売を続けられているのもAPSのおかげだったりするのかもしれないですね。
APS競技のおかげという事は、そこに参加して競技を支えてくださっている選手の方々の
おかげです。これからもエアーガンファンの方や、そこに携わっている業界の人々になりかわって
ぐらいの気持ちを持ってAPSの世界をより良い環境にしていく手伝いが出来ればなあと考えています。
それと小中学校にAPSクラブを作るという果てしない夢に向かって少しづつでも前進できたらなあ
と思っています。
とまあこんな感じでAPSの練習会を始めた理由というのを書いてみました。
ここで書いた前田社長の一言があって、今までの色んな活動を続けてこれました。
これからも頑張っていきたいと思っています(^^)