APSカップへの道 第九回




今回はシルエットの撃ち方について書いてみたいと思います。
第一印象でシルエットターゲットを見て、うわああんな小さい的を当てるのかよ、
と三種目のうち難易度が一番高そうに思う方が多いかと思います。
もちろん簡単ではありませんが、そこまで難しいかと言うと‥‥‥
やっぱ難しいかなあ(^^)
とりあえずいってみましょう!
先ずシルエットは他の2種目と違い、両手で撃てます。
これは大きなアドバンテージです。
標的と目との位置関係やその他の理由で片手で撃たれている方もいらっしゃいますが、
やはり両手で構えた方が断然ゆれません。

構え方ですが、人によって骨格や体の硬さとか様々な要素で正解というのが無い感じですが、
スタンスは肩幅くらいで少し後ろに反ってアゴを引く、手は真っ直ぐ伸ばしながらも、
肘をピンと張り過ぎないくらいが良いかと思います。
左の写真のリスキーさんは足はちょっと内股気味にしているみたいですね。
ここいら辺は自分でしっくりくる構えというものを探ってもらうしかありません。
僕の持論で正しいかはわかりませんが、
体全体をガンスタンドにして銃はそこに乗せておくだけとイメージして頂けたらと。
グリップも左手の人差し指の上にトリガーガードを乗っけて、
そこをやじろべえの中心にする感じで銃を水平にバランス取るようにしたら、
少なくとも練習では当たる様になりました。
グリップは両手でカゴを作りそこに乗っけておくだけで、
握りこみません。
後は力を入れずに必死にトリガーを丁寧に引くだけです。
でも結局これが一番難しいのですよね。
もちろんシルエットでもトリガーに指かけるのは最後です。
スタンバイ姿勢でトリガーガード内に指入れてるとペナルティーの対象になります。

プローンですが、
撃つ前に銃口管理というのを特に注意してください。
プローンの姿勢に移る時、銃を持ったまましゃがむと、
結構とんでもない方向に銃口が向いてしまいますので、
先に銃口をターゲット方向に向けて、銃を置いてからプローンの姿勢に移ると良いかと思います。
終わった後も銃口カバーをしてから立って、銃を拾うのが良いかと思います。
競技中のコッキング時は常にターゲット方向に向けていて下さい。
右ひじを後ろに下げてコッキングするとスタンディング時もプローンの時も上手くコッキングできますよ。

自分に合った構えを探るのもですが、
シルエットで大事なのは自分の狙点をしっかり出す事ですね。
逆に言えばある程度狙点さえ出してしまえば、当たりますからね。
ただこの狙点というのも目の位置と標的の位置関係で変わってくるので、
しっかりとした自分のフォームであったり、首の位置であったりを固めないとだめですね。
プローンも同じですが、
プローンは伏せて撃つ分サイトが近くなるので、
ぼやけて見えてしまいがちです。特にメガネを掛けている方はそうなります。
そこで、体をちょっと斜めにしたりするのですが、
これもまた練習続けていると、いくらか見えるようになったりします。
おそらく首周りがほぐれて柔らかくなるからじゃないかなと思うのですが。
ですので最初のうちは見えづらくても、練習を続けていけば見える様になりますので、
安心してトリガーを引き続けてください。
それとスタンディングとプローンでは狙点変わってくると思いますので、
こちらもしっかりと自分の狙点を出してください。

最近やっている練習方法です。
先ずは6mを撃ち1m前に出て通常7mの位置にある標的を6mにして撃ちます。
続いてまた1m前に出て8mの位置にある標的を6mにして撃ちます。
そしてまた1m前に出て9mの位置にある標的を6mにして撃ちます。
最後にまた1m前に出て10mの位置にある標的を6mにして撃ちます。
次に通常の位置に戻って、
今度は7mから撃ちます。
そしたら1m前に出て8mの位置にある標的を7mにして撃ちます。
そしてまた1m前に出て9mの位置にある標的を7mにして撃ちます‥‥
とこういう風に10mまでワンセットで途中外したら最初からやり直します。
この練習方法だと自然と近い距離を多く撃つ事になりますね。
6mx5 7mx4 8mx3 9mx2 10mx1
良く、始めたばかりの方でも10mだけ練習している方を見かけます。
10mの練習というのも当然大事ですが、
10mというのは遠くて、ちゃんと狙えてしっかり撃てているのかが、ぼやけます。
むしろ近くの的をしっかりと真ん中に当てる練習をした方が良いかと思います。
さて、今回も自分でもちゃんと撃てていないくせに、
たいそうな事を書いてしまいましたが、
何かの参考になって頂けたらなあと、恥ずかしながら書いてみました。
これで三種目についての説明(の様なもの)も終わりました。
自分自身でも毎日日々勉強な感じですが、
射撃について語り合ったりするのは楽しく練習仲間の皆さんと楽しい日々を送らせて
もらっています。
ちょっとAPSやってみようかなあと考えている方がいらしたら、
ぜひ始めてみてください。結構楽しいですよ(^^)


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